個人向け国債は優良な投資先なのか?

個人向け国債とは

日本国政府が発行する個人向けの債券です。そのままですね(笑)。ポイントとしては、

貸し倒れる心配がほとんどない

最低保証利率がある

1年経過後なら中途換金可

ということです。また最低購入金額も敷居が低く1万円からとなっています(1万円から1万円単位で設定可能)。ちなみに最低保証利率は年率0.05%です。

3種類ある個人向け国債

1、固定金利型3年債

こちらは利率が満期まで変わらない固定金利型の債権となります。満期は3年となっており、2021年2月現在金利は年利0.05%です。金利の計算式は「基準金利-0.03%」。ちなみに基準金利となる市場実勢利回りは-0.125%となっており、この計算式が適用されることはありません。適用されるのは最低保証金利である0.05%です。

2、固定金利型5年債

こちらも利率が満期まで変わらない固定金利型の債券です。満期は5年で、金利は年利0.05%。金利の計算式は「基準金利-0.05%」。そしてこちらも基準金利となる市場実勢利回りは-0.119%となっており、計算式が適用されることはありません。したがって適用される金利は0.05%です。

3、変動金利型10年債

こちらは上記2つと異なり、変動金利型の債権となります。満期は10年で、金利は年利0.05%。金利の計算式は「基準金利×0.66」。こちらの基準金利は上記2つと求め方が異なり、10年固定利付国債の入札における平均落札利回りとなっております。この平均落札利回りは財務省のHPで確認でき、令和2年12月1日入札のものは0.019%となっております。例として、これを用いて計算すると0.019%×0.66=0.01254%となり、最低保証金利である0.05%を上回っていないので適用されるのは0.05%となります。

投資する価値はあるのか?

結論から言ってしまえば、投資する価値はゼロに等しいです。銀行の普通預金でさえ年利0.2%(あおぞら銀行)や年利0.1%(楽天銀行・イオン銀行両行とも条件付き)を提供しています。こんな中わざわざ個人向け国債を購入する必要があるでしょうか。私はないと思います。しいていうなら、変動金利型10年債のみでしょうか。理由を述べると、変動金利型であるからです。変動金利の何がいいのかというと、インフレに連動して利率が上がっていくのでインフレ対策になるからです。インフレ下では通貨の価値は下がり続けていくので、資産防衛としてある程度役割を果たしてくれます。ゆえにしいて投資するなら変動金利型10年債です。

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