学生でも年金払ったほうがお得??

国民年金保険の概要

国民年金とは20歳を迎えた日本国民全員が強制加入する終身年金保険です。保険料納付は月額制となっており、口座振替登録をしていない場合振込書による納入となります。また、支払った保険料の全額が所得控除の対象となります。

所得控除とは
その言葉の通り所得から控除してくれる制度になります。例を挙げると、年収300万の人が所得控除を一切もらっていない場合税金の負担は住民税込みで50万2500円となりますが、所得控除を20万もらっていた場合税金の負担は46万2500円となります。20万の控除をもらうだけで4万円もの節税となるのです。所得控除は節税をする上で重要なファクターとなりますので積極的に活用していきましょう。
 
国民年金は終身保険なので、一応被保険者(私たち)が死ぬまで年金をもらえる制度になっています。また、一定の年齢になったらもらえる一般的な老齢年金のほかに被保険者の遺族がもらえる遺族年金・障害を負った際にもらえる障害年金など国が運営しているだけあって保証は手厚いです。

年金は20歳になると強制加入

まず、国民年金は20歳になった時点で強制加入の年金保険です。逃げられません(笑)。20歳というと世の中の半分の人はまだ学生だと思います。学生の人が月16540円(令和2年度4月~令和3年度3月の保険料)もの保険料を払うのは結構な負担ですよね。なお保険料は毎年改定されており、基本的には前年度よりも値上げされるのが一般的です。

学生は支払いを猶予できる

見出しの通り、学生は支払いを猶予できます(学生納付特例制度)。あくまで猶予であって、免除ではない点に注意が必要です。学生期間が終われば追納といって、学生期間に猶予されていた保険料を支払わなければなりません。一般的に現役で進学した場合、早い人で2年次の4月から遅い人で2年次の3月から国民年金の被保険者になります(ここは誕生月によりけり)。であるとすると学生の期間中に短くても2年ほどは国民年金の被保険者となるわけです。したがって、在学中に支払う保険料の総額は約40万円にのぼります。

正直なところ、学生が働きながら保険料を納めるのも大変ですし卒業してから猶予されていた保険料を納めるのも大変だと思います。次項から少しでもお得な保険料納付方法について解説していきます。

方法その1、前納をする!!

国民年金の保険料納付には前納という制度が存在します。前納することのメリットは、一括で保険料を支払う代わりにある程度保険料を割り引いてくれる点です。前納の種類は3つあり長いほうから

・2年前納

・1年前納

・6か月前納

となっています。各種割引額は以下の通りです。

日本年金機構のウェブサイトから抜粋

2年前納の割引額が結構馬鹿にならないです。被保険者期間は一般的に40年(20歳~60歳)なので保険料が変わらないと仮定して、全期間2年前納を活用したとすると総額31万7000円も保険料の節約となります。もちろん、支払った年金保険料が安かったとしてももらう年金額は変わらないのでお金に余裕のある人は年金保険料の前納をお勧めします。

方法その2、とりあえず学生期間は親に立て替えてもらう

親が子供の社会保険料を支払った場合、親はその金額分自らの所得から控除することができます。ほとんどの家庭の場合、学生である子供よりも親のほうが所得が大きいわけですから世帯収入の面で見ても子供の所得から控除するよりも節税効果が見込めます。

「社会人になったら返すから!!」と親に頭を下げて支払ってもらうのも一つの手です。

方法その3、免除申請をしてみる

国民年金には、保険料の免除制度があります。免除額は細かく分かれていて、少ないほうから

・四分の一免除

・半額免除

・四分の三免除

・全額免除

となっています。それぞれに収入要件があり、その要件を満たせば保険料を免除してくれます。もちろん免除してもらった分もらう年金額は少なくなりますが、滞納するよりかは何倍もましなのでどうしても余裕がない方は申請してみるのもありです。事情によってはいろいろ考慮してくれたりするので、収入要件を満たしていなかったとしても相談してみることをお勧めします

バックレる(滞納すると)

これだけは本当にお勧めしません。ガチです。年金がもらえないと思って年金保険料を滞納していると本当に悲惨なことになります。ここ最近日本年金機構は徴収を強化していて(年金財政緊迫化のため?)年間所得が300万以上ある場合差し押さえの対象となります。どんな事情があろうと、なにも申請せずに支払っていなければそれは滞納になってしまいます。本当に支払えないのであれば、納付を猶予してもらうなり、免除してもらうなりしましょう。

学生の選択肢

学生が国民年金に加入した際とれる選択肢は以下の5つです。

①毎月保険料を納める

②前納をする(お金に余裕がある場合)

③学生期間は親に支払ってもらう(親に前納してもらうのもあり)

④学生納付特例制度を利用する

⑤免除申請をする

年金は特別な事情がない限り原則払わなければならないものです。であるならば、少しでも安くお得に支払って自分により多くお金をかけられるほうがいいですよね。学生の皆さんは自分の将来設計や親の財政状況などを照らし合わせて自分に合った最適な選択をしてください。この記事がその一助になれば幸いです

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