米国株比較 S&P500 VS NYダウ 前編

今回は、米国株を代表する指数S&P500とNYダウについてどっちに投資をするべきなのか徹底比較していきます。

S&P500指数について

アメリカの代表的な指数の一つで、米国市場に上場している株式の中から代表的な500銘柄を選出してその株価を時価総額加重平均で算出した指数になります。

上の画像は1970年2月からの価格データをもとにエクセルで株価チャートを作成したものです。価格データの手に入った51年間でのトータルリターンは驚異の+4528.12%、年平均リターン(幾何平均)は7.81%。複利の力は恐ろしいですね(笑)。年平均7%強の成長率でも51年間運用し続ければ46倍にもなるという長期投資の魅力を感じずにはいられません。

S&P500の業種と投資割合

上の画像は「iシュアーズ・コアS&P500ETF」のファクトシートから抜粋したセクター別投資割合です。見てわかる通り、情報技術セクターが大きな割合を占めていることが分かります。

S&P500の代表的な構成銘柄

以下が組み入れ上位20銘柄です。こちらも「iシュアーズ・コアS&P500ETF」のwebサイトから抜粋したものです。(12月31日の価格をもとに算定)

この上位20銘柄はどれも世界的に有名な企業ばっかりで、1つの企業も知らないという人はいないでしょう。

上記は保有割合をもとに円グラフ化したものです。上記をご覧いただければわかる通り、上位20銘柄のシェアは指数のなかで約38%と巨大です(500銘柄中)。この偏りは市場の成長リターンを享受するうえで効率的であると同時に、リスクでもある点に注意が必要です。この20銘柄の成長が鈍化してしまうと、たとえそれ以外の銘柄が堅調なパフォーマンスだったとしてもそれにひきづられてしまうからです。

しかし、長期投資を前提とするならば話は別で時代の変遷・産業構造の変化とともに構成銘柄も入れ替わり続けるので、それらの懸念は短期的な問題といえます。

NYダウについて

こちらもアメリカを代表する指数の一つで、米国に上場する30の銘柄からなる平均株価指数です。S&P500指数が500銘柄で構成されるのに対して、NYダウは30銘柄のみとなっているので1銘柄が指数に与える影響は大きくなってしまうという特徴があります。

NYダウはS&P500指数と異なり、ダウ式平均株価という算出方法をもちいて算出されていますがここでは説明を省きます

以上が1985年2月からの株価推移となります。価格データの手に入った36年間のトータルリターンは+2368.62%となっており、年平均リターン(幾何平均)は+9.31%となっております。

NYダウの業種と投資割合

以下がNYダウの構成業種一覧となります。iFree NYダウインデックスの月次レポートから保有割合の数字は引用させていただきました。

S&P500指数と比べて、情報技術セクターの割合が比較的少なく、ヘルスケアや資本財のセクターが比較的大きな割合を占めていることが分かります。(ここのところ重要です)

一応下記に業種別の円グラフも載せておきます

NYダウを構成する30銘柄

以下がNYダウを構成する30銘柄です。

銘柄の組み換えは頻繁に行われており、上記は2021年2月12日現在のものです。この記事をご覧になるタイミングによっては、構成銘柄が異なっているかもしれませんのでご了承ください。

S&P500指数とNYダウを期間を固定してリターンを比較

1985年の2月から2021年の2月12日までのリターンを比較してみます。以下は、1985年に両指数に100$投資したとしてその後の推移をグラフ化したものです。

意外かもしれませんが、過去36年間のパフォーマンスを比較するとNYダウが上回っているのです。

記事が長くなりすぎてしまうので、前編はここで終わりにします。後編では、リターンの差が出た原因分析やどっちへの投資がおススメかなど記述していくつもりです。

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